中国最高検察院は 去る10日までに偽ワクチンの製造・販売および不法接種など、新型コロナワクチンに関する犯罪21件を摘発した(画像提供:wowkorea)
中国最高検察院は 去る10日までに偽ワクチンの製造・販売および不法接種など、新型コロナワクチンに関する犯罪21件を摘発した(画像提供:wowkorea)
中国では 新型コロナウイルス感染症の偽ワクチンを作る過程で、原料である「食塩水」が不足したことで「水」を使用した事例まで摘発されている。

今日(16日)現地メディアによると、中国最高検察院は 去る10日までに偽ワクチンの製造・販売および不法接種など、新型コロナワクチンに関する犯罪21件を摘発し、容疑者70人を検挙した。

このうち 偽の新型コロナワクチンを製造・流通した ある容疑者たちは、昨年8月からホテルと家などで 生理食塩水を使って偽のワクチンを製造した。

彼らは生理食塩水が不足したことで、ただの水を使って偽のワクチンの製造もしていた。彼らは昨年11月に検挙されるまで、偽ワクチン5万8000回分を売り、1800万中国元(約2億9600万円)に達する不法利益を得ていたことがわかった。

中国の最高検察院は、この事件以外にも地方の医師を動員して、車両や自宅で偽のワクチンを接種したり、中国のメッセージアプリ“WeChat(ウィーチャット)”などを通じて、不法ワクチン接種の顧客を募集したりした場合もあると、明らかにした。

今月初め 中国公安当局は、首都北京と江蘇省・山東省一帯で不法流通されている偽ワクチンの取り締まりに乗り出し、3000回分を越える量を摘発し、製造販売に関与した一味80人あまりを逮捕している。

このような偽ワクチンは、海外にも搬出されたものとみられる。ただ 搬出された量と国など、具体的な状況は明らかにされていない。

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