韓国バレーボールリーグで”公平性”が物議、外国人選手の家族のみ入場許可は「不公平」とクレーム相次ぐ(画像提供:wowkorea)
韓国バレーボールリーグで”公平性”が物議、外国人選手の家族のみ入場許可は「不公平」とクレーム相次ぐ(画像提供:wowkorea)
放送局関係者の新型コロナウイルス感染により一時中断していた韓国Vリーグが、緊張の糸を緩めていない。約1500人に対するPCR検査を実施し、追加での感染者が確認されていないことから早い段階で再開が可能となったが、韓国バレーボール連盟(KOVO)は「選手の家族などの競技場出入りを自制してほしい」と各チームに要請した。 

 しかし、Vリーグは一部チームで外国人選手の家族が競技場を訪問していたとして、防疫措置をめぐって物議をかもしている。外国人選手の家族が観客席に座り応援している姿、またある放送局の関係者が知人を連れて入場する場面も目撃されたという。

 KOVOの関係者は「現在、連盟の公式IDカードを保持しない人は原則的に競技場に入ることはできない」と明らかにした。

 しかし、連盟の公式IDをめぐっては様々な解釈が出ている。一部チームは連盟の公式IDではないゲスト用IDカードとVIPカードなどを利用して競技場への出入りができない人をケアしていた。これについて「不公平」との声が出ている。

 あるチーム関係者は「某チームは、外国人選手の家族が以前と変わらずに会場に出入りしており、このようすを見て国内選手の家族がクレームを入れている。公平性のためにも、明確な基準が必要」と話した。

 このような指摘が相次いだことから、KOVOは先ごろチームへの告知を通して試合会場への入場に対する正確なガイドラインを発表した。

 KOVO関係者は「その部分について、明確な説明がなされず混乱を招いてしまったようだ」とし「連盟の公式IDカードは本人の名前と写真があるものが該当する。それ以外のカードは入場できない」と説明。また「一部チームで外国人選手の家族が会場の観客席に座って応援していたという件が指摘されたが、防疫マニュアルに遵守すれば禁止されるべきこと。各チームに協力を要請した」と明かした。

 一方、韓国Vリーグは昨年、新型コロナウイルスによりリーグが早期終了していた。

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