米国亡命を試みた香港民主化運動家が“起訴”…「最高で終身刑」

10代の香港民主化運動家である鍾翰林（19）が今日（29日）、国家保安法違反の容疑で起訴された。

今まで 一般人がデモに参加したことで保安法違反により起訴された事例は様々あったが、社会的に広く知られている“公人”が起訴されたのは、今回が初めてである。

フランスのAFP通信によると、香港警察はこの日、鍾翰林を香港保安法違反の容疑で起訴した。彼には分離独立、資金洗浄、先導的な出版物の共謀などの容疑が適用された。

鍾翰林は次の審理が予定されている来年1月7日まで拘束され、有罪が確定すれば、最高終身刑を求刑され得ると、AFP通信は説明した。

鍾翰林は去る27日、香港駐在の米国総領事館に侵入し、政治的亡命を試みたが、領事館の向かい側に潜伏していた私服警官により逮捕された。

鍾翰林は、香港独立を主唱してきた市民団体“Student Localism”出身である。この団体は去る6月末 香港保安法発効の直前、解散を宣言している。