韓国に住む外国人は年々増加している=(聯合ニュースTV)
韓国に住む外国人は年々増加している=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国行政安全部が29日、統計庁の「人口住宅総調査」の結果に基づいて発表した資料によると、昨年11月1日現在の外国人住民の数は計221万6612人で、前年比7.9%(16万1991人)増加した。総人口(韓国に住む韓国人と外国人)5177万9203人のうち、外国人住民の割合は4.3%だった。  外国人住民とは、▼韓国に3カ月以上居住している人▼韓国国籍を持たない人▼韓国国籍取得者(帰化者)▼外国人住民の子女――などを指す。  韓国に住む外国人住民の数は増加が続いており、2009年に110万6884人と初めて100万人を突破。18年には200万人を超えた。 経済協力開発機構(OECD)は外国人や移民2世、国籍取得者などが総人口の5%を超えた国を多文化・多人種国家に分類している。 類型別では、外国人労働者、外国籍の同胞、結婚移民者、留学生など韓国国籍を持たない人が177万8918人と、外国人住民全体の80.3%を占めた。続いて外国人住民の子女が25万1966人(11.4%)、韓国国籍取得者が18万5728人(8.4%)と集計された。 韓国国籍を持たない外国人住民の国籍は中国42.6%、ベトナム11.1%、タイ10.2%、米国4.4%の順で多かった。韓国国籍取得者の出身国は中国(韓国系)46.3%、ベトナム20.7%、中国19.0%、フィリピン4.8%などだった。 外国人住民の数が多い市・道は京畿道72万90人(32.5%)、ソウル市46万5885人(21.0%)、慶尚南道13万4675人(6.1%)、仁川市13万292人(5.9%)、忠清南道12万7057人(5.7%)など。外国人住民全体の59.4%がソウル市、京畿道、仁川市の首都圏に住んでいた。 総人口に占める外国人住民の割合は忠清南道が5.8%、京畿道が5.4%、済州道が5.2%、ソウル市が4.8%、忠清北道が4.6%の順で高かった。 外国人住民が1万人以上住んでいるか、人口に対する割合が5%以上の市・郡・区は計95カ所だった。 今回発表された統計は、中央行政機関や地方自治体などで外国人住民の地域社会への定着関連の政策を樹立するための基礎資料として活用される。
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