公的マスクを販売する薬局(資料写真)=(聯合ニュース)
公的マスクを販売する薬局(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で、国が販売するマスク(公的マスク)の購入可能な曜日を生まれた年によって指定する「マスク5部制」が5月いっぱいで廃止され、6月1日からは曜日に関係なくいつでも購入できるようになる。週に購入できる枚数は、19歳以上の成人はこれまで通り1人3枚までとする一方、学校での授業が本格的に始まる18歳以下の小・中・高校生らについては5枚までに増やす。食品医薬品安全処が29日、こうした制度見直しを発表した。

 政府は新型コロナウイルスの感染拡大でマスク需要が急増したことを受け、2月から緊急需給調整措置を発動し、3月からはマスク5部制を導入するなどして需給管理に努めてきた。マスク5部制は、月曜日は生まれた年の末尾が1、6年の人、火曜日は2、7年の人、水曜日は3、8年の人、木曜日は4、9年の人、金曜日は5、0年の人、土日は全ての人が公的マスクを購入できるとするもの。

 その後、マスクの需給は次第に安定し、生産も増えた。最近は1日平均のマスク生産量が1466万枚と昨年12月(300万枚程度)の5倍近くになっている。4月以降は公的マスクの購入者数も減少傾向にあり、政府は供給が円滑になっているとみて5部制の廃止を決めた。ただ、重複購入を防ぐため購入時の身分証確認は継続する。


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