北朝鮮当局は、新型コロナウイルスによる患者の発生について繰り返し否認していることが報道された(提供:news1)
北朝鮮当局は、新型コロナウイルスによる患者の発生について繰り返し否認していることが報道された(提供:news1)
北朝鮮当局は、新型コロナウイルスによる患者の発生について繰り返し否認していることが報道された。

メディアによると、北朝鮮の保健省、国家衛生検疫院のパク・ミョンス院長は1日、平壌(ピョンヤン)で行なわれた外信とのインタビューを通じて「現在まで我が国では新型コロナによる感染者は1人も発生していない」と強調した。

パク院長は「このようなウイルスが人口の少なく領土も狭い我が国に広がれば、数千から数万人が生命を失う深刻な災難を避けることができない」と語った。

北朝鮮当局は、新型コロナの流入・拡散を防ぐために、1月末から中国と北朝鮮間(中北間)の国境を通じた住民の往来と外国人の入国を全面的に遮断し、中国・ロシアを行き来する航空機および国際鉄道も運行を中断した。

また北朝鮮当局は、平壌駐在の各国の外交官をはじめとした現地滞留の外国人と中国から来た住民とその接触者、そして一部の発熱・せきなどの症状をもった人と既存の薬物治療の効かない人を“医学的監視対象者”と指定し数週間、隔離する措置をとった。

北朝鮮当局はこのような一連の措置のおかげで北朝鮮内には「新型コロナによる患者が1人もいない」と主張してきた。しかし外信は「中北の接する地域を中心に新型コロナの患者と死者が発生したようである」という内容を伝えてきた。

ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官も先月13日の記者会見で「北朝鮮内に新型コロナによる発病事例があると確信している」と語ったことがあった。

このメディアは、このように北朝鮮内の新型コロナ発病に関する報道などが治まらない中、パク院長がこれを払拭するために外信とのインタビューをもったものと報道した。

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