北朝鮮当局は、約2か月間続けてきた中国との国境封鎖措置を一部解除したことが伝えられた(提供:news1)
北朝鮮当局は、約2か月間続けてきた中国との国境封鎖措置を一部解除したことが伝えられた(提供:news1)
北朝鮮当局は、中国からの新型コロナウイルス感染症の流入を防ぐために約2か月間続けてきた中国との国境封鎖措置を一部解除したことが伝えられた。

日本の朝日新聞は今日(30日)複数の中国・北朝鮮の関係者からの情報を引用し「最近、中国・北朝鮮(中北)間の国境の一部地域でトラックが北朝鮮の方に入って行くのが何回も確認された」と報道した。

北朝鮮当局は昨年末に中国湖北省武漢から発生した新型コロナが中国全域を越え各国に拡散することで、今年の1月末から中北間の国境を通じた住民の往来と外国人を遮断し、中国・ロシアを行き来する航空機および国際鉄道も運行を中断していた。

このメディアは、中北間の国境封鎖が一部解除されたのは「4月15日の“太陽節”という故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日の祝賀に必要な物資の輸送や、生活用品の価格暴騰により北朝鮮住民たちの不満が大きくなったためではないか」と伝えた。

中北関係者も「1月末に始まった中北国境封鎖以降、北朝鮮では米、小麦粉、砂糖、食用油などの価格があがった」と説明している。

中国の税関によると、今年の1月から2月の中国と北朝鮮の輸出入総額は2億807万ドルで、前年同期対比で29.5%減少した。

このような状況の中、北朝鮮当局は今月末からは中国を行き来する船舶に対する“規制”も緩和する方針であると、このメディアは伝えた。

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