“ゴルフの女帝”パク・インビ、東京五輪延期を歓迎「挑戦続ける」

“ゴルフの女帝”パク・インビが2020東京オリンピック（五輪）延期を歓迎し、2連覇へ向けた挑戦を続けると意気込みを語った。

パク・インビ の最新ニュースまとめ

　パク・インビは25日、マネジメント会社BRAVO＆NEWを通じて「新型コロナウイルス感染症（COVID-19）により、世界的に不安要素が多い状況だが、五輪を延期したのは良い決定だ。五輪を準備した選手たちを思えば、中止ではなく延期なのでよかった面もある」と伝えた。

　パク・インビは2016リオデジャネイロ五輪の女子ゴルフで金メダルを獲得した。彼女は東京五輪出場を目標にし、五輪2連覇へ向けて走ってきた。

　しかし、現在ではパク・インビは五輪出場権を確保できるのか不透明だった。女子ゴルフ世界ランキング11位のパク・インビは韓国選手のうち5位。五輪出場権を確保するためには世界ランキング15位以内、韓国選手のうち4位内に入らなければならない。

　パク・インビは去る2月、ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンで優勝し、五輪出場権確保争いに拍車をかけた。しかしその後、新型コロナにより、LPGAツアー大会が相次ぎ中止となり、結局ツアーは中断した。世界ランキングをあげなければならないパク・インビにとって、いつツアーが再開するかわからない状況はもどかしかった。

　そんな中、五輪が1年延期されたのはパク・インビにとって有利に働く可能性もある。今年初め、好調だった競技力を維持できないのは残念だが、世界ランキングを管理できる時間を稼いだからだ。

　しかし、韓国女子ゴルフの五輪出場権確保争いはし烈だ。世界ランキング1位コ・ジンヨンを筆頭に、3位のパク・ソンヒョン、6位のキム・セヨン、10位のイ・ジョンウン6などTOP10だけでも4人が入っている。1位のコ・ジンヨンを除けば、ランキングポイントの差が大きくなく、いつでも順位が変動する可能性がある。

　パク・インビは「今、世界的に状況があまり良くない。みんなの健康と安全を最優先に、この状況を克服することが重要だ。五輪が1年延期されたが、挑戦は続ける計画だ」とし、2連覇へ向けた覚悟を語った。