韓国で“首都圏の拡散防止”のプランが切実に求められている(提供:news1)
韓国で“首都圏の拡散防止”のプランが切実に求められている(提供:news1)
韓国では、新型コロナウイルス感染症が首都圏に拡散される兆しがみられる中、大邱(デグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)のように大量感染の事態が起こらないように対備しなければならないという声があがっている。もし人口が密集している首都圏で大量に感染が拡散した場合、事態は最悪になるだろうということが憂慮されている。

28日、韓国の疾病管理本部によると、この日の午後4時を基準とした韓国全国の新型コロナウイルスの感染患者は2337人である。その中でソウル62人・京畿(キョンギ)72人・仁川(インチョン)4人など、首都圏地域の感染患者は138人で、韓国全体の5.9%である。

最多の感染患者の発生地域である大邱・慶尚北道に比べれば少ない人数ではあるが、増加の勢いがみられるということが憂慮される点である。去る21日から23日までの期間は、前日よりそれぞれ7人・9人・5人の増加であったが、24日に15人と増え2ケタの感染患者数となった以降、25日から28日までの期間はそれぞれ13人・12人・18人・17人ずつ増え、その増加の勢いが続いている。

感染経路も特定の感染源による伝染ではなく、いろいろな地域で散発的になされているという点についても心配されている。新天地教会のようにはっきりとした感染源に集中されていないということである。特に首都圏にはまだ感染経路が判明していない感染者も多数いる中、これを通して地域社会に2次感染が拡散される可能性もある。

韓国国内人口の半数が密接した首都圏で大量感染の事態がひとつでも起これば、感染患者が爆発的に増加する可能性がある。その場合、事態を食い止めることはできないとみられている。

そのため現在、大邱・慶尚北道に対する対応により、首都圏へと拡散しないよう防疫に集中しなければならないという声が多くあがっている。
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