開城の南北連絡事務所から撤収する韓国側関係者を乗せたバス(資料写真)=(聯合ニュース)
開城の南北連絡事務所から撤収する韓国側関係者を乗せたバス(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部によると、昨年1~12月の南北の往来者数は9835人で、前年比で約2400人増えた。ただ、全員が訪朝した韓国人で、北朝鮮から韓国を訪問した人は1人もいなかった。昨年2月末の米朝首脳会談が物別れに終わった影響で南北関係が再び冷え込んだためとみられる。 南北関係が改善した2018年に韓国を訪問した人は809人だった。 南北関係の冷え込みが続く中、訪朝人数が大幅に増加したのは開城に南北共同連絡事務所が開設されたためだ。同事務所の設置は18年4月の南北首脳会談で署名された「板門店宣言」に明記され、同年9月に開設された。新型コロナウイルスの影響で先月30日に運用を一時停止するまで、韓国側の関係者が派遣され、常駐してきた。 陸路を通じた南北の車両運行回数は4244回となり、前年比でやや減少したが、以前として高い水準を維持した。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 0