新型コロナウイルスに関する中央対策本部の拡大会議で発言する丁首相(左から2人目)=9日、ソウル(聯合ニュース)
新型コロナウイルスに関する中央対策本部の拡大会議で発言する丁首相(左から2人目)=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は9日、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルスに関する中央対策本部の拡大会議で、「中国以外の、地域社会で感染が確認された主要(地域と)国の入国者を対象に検疫を強化する」と明らかにした。 また、渡航履歴などの旅行情報を医療機関に提供し、感染の疑いのある人を早期に見つける方針を示した。 現在は中国・湖北省からの入国だけを制限しているが、多数の感染者が確認された中国内の別の地域からの入国制限も検討するという。 丁首相は、武漢から国民らを帰国させるためのチャーター機第3便の派遣を推進していることを明らかにした。 韓国政府はこれまでにチャーター機2便を派遣して、先月31日と今月1日に計701人を帰国させた。ただ乳幼児や子ども、妊婦などを含め今も約200人の国民とその家族が武漢やその周辺に残っている。 一方、感染症の危機警報は、致命率の低さ、韓国の医療レベルで対応できることなどを踏まえ、現在の「警戒」を維持する方針を示した。危機警報は低い順に「関心」「注意」「警戒」「深刻」となっている。
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