金剛山観光地区、北の“韓国施設撤去”宣言前に中国企業訪問団が視察(提供:news1)
金剛山観光地区、北の“韓国施設撤去”宣言前に中国企業訪問団が視察(提供:news1)
北朝鮮が金剛山(クムガンサン)観光地区を自主的に開発していくという決定をした背景には、中国の民間企業との大規模投資の合意があったことが確認された。

17日に複数の消息筋からの内容によると、大規模文化観光プロジェクトの企画および投資・開発などを主な産業分野としている中国の民間企業の幹部たちが昨年9月、北朝鮮を訪問し、金剛山と元山(ウォンサン)一帯の観光地を見て回った。

彼らは北朝鮮当局の招請を受け訪朝し、訪問団は13人で構成されていた。彼らの訪朝日程は9月25日から30日までで、飛行機で平壌(ピョンヤン)に到着し、対外経済省と投資誘致協力の会議をもった後、金剛山観光地区、元山カルマ海岸観光地区、馬息嶺(マシンリョン)スキー場などの観光地を視察した。

彼ら訪問団は投資誘致協力会議の場で、北朝鮮側の“元山-金剛山国際旅行特区”の担当者を通して、中朝間の合作プロジェクトの構想を伝え受けた。北朝鮮側はその場で今年にビザ免除制度実施など観光事業の全面的な開放の方針を発表し、10万人の外国人観光客を誘致するという目標を発表した。

中国側の訪問団は、投資以外にも実際の観光地建設などにも積極的な参加の意思を明かしたとみられる。

具体的には元山にアクアリウムを建設し、古いホテルをリモデリングする方案が協議され、金剛山観光地区にも、アクアリウム建設をはじめとした様々な中国側からの提案があったとされている。

北朝鮮は昨年末、韓国側に通知文を通じて、金剛山観光地区内の韓国施設の撤去の期間は“2月”までであると伝えたとされている。
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