被告は昨年8月23日午前6時ごろ、ソウル地下鉄2号線の弘大入口駅近くを歩いていた日本人女性の髪をつかむなどの暴行を加えたとされる。日本人を侮辱する言葉を使ってののしりもした。女性は脳振とうなどで全治2週間の診断を受けた。
韓国の検察は9月に男を傷害・侮辱罪で起訴。先月、懲役3年を求刑し、裁判は結審した。
被告は女性にひざ蹴りをしていないと主張したが、地裁は判決公判で、「関連映像を調べたところ、被告が被害者の顔のすぐ前で左ひざを曲げ、被害者を押す姿が確認された」と指摘した。傷害にあたらないとする被告の主張に対しても、「被害者が倒れて地面に頭をぶつけた事実や、警察の調べを受けていた途中に頭痛などを訴えて救急搬送されたこと、薬の処方を受けて服用した事実などが認められる」として退けた。
地裁は実刑判決を言い渡した理由として、被告が同じような犯行で処罰を受けた前科があること、被害者の回復に向け真剣な努力を見せず被害者が厳罰を求めたことなどを挙げた。
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