韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(右)と日本の安倍晋三首相。12月下旬の韓中日首脳会談で顔を合わせる予定だ(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(右)と日本の安倍晋三首相。12月下旬の韓中日首脳会談で顔を合わせる予定だ(資料写真)=(聯合ニュース)
◇韓日の輸出規制巡る協議が来月本格化 首脳会談にらみ突破口開くか 日本の対韓輸出規制を巡り韓国と日本は来月、通商当局間協議を本格化する。予想されていたよりも早めの協議日程は、年末の首脳外交をにらんだ設定といえそうだ。韓日関係をこじれたままにはしておけず、年末に両首脳が対面する前にどうにか突破口を開く必要があるという認識で両国が原則的に一致したとみられる。◇日本の輸出規制 「元に戻すことが最終目標」=韓国通商当局者 韓国産業通商資源部の李浩鉉(イ・ホヒョン)貿易政策官は29日、記者会見を開き、12月の第3週(16~20日)に東京で日本と輸出管理体制に関する局長級の輸出管理政策対話を開催することで合意したとして、同月4日にオーストリア・ウィーンで準備会議を行うと発表した。李氏は局長級対話に臨む。◇北朝鮮・東倉里のミサイル発射場で車両の動き増加 韓国情報機関 韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は29日の国会情報委員会で、北朝鮮の北西部・東倉里にあるミサイル発射場で「車両や装備の動きが少し増えた」と報告した。同委員会で幹事を務める金敏基(キム・ミンギ)議員(与党・共に民主党)と李恩宰(イ・ウンジェ)議員(最大野党・自由韓国党)が明らかにした。◇韓国最大野党代表 健康悪化でハンスト断念 韓国最大野党「自由韓国党」の黄教安(ファン・ギョアン)代表が、健康状態の悪化により8日間続けたハンガーストライキを中止した。同党の全希卿(チョン・ヒギョン)報道官が報道資料で明らかにした。黄氏は日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の維持のほか、政治家・政府高官らの不正を捜査する「高位公職者犯罪捜査処」設置法案や公職選挙法改正案などのファストトラック(迅速処理案件)指定の撤回を求め、20日から青瓦台(大統領府)前の広場にテントを設置し、ハンストを行ってきた。ハンスト開始から8日目の27日夜、意識を失い病院に運ばれた。◇次期首相・法相候補 来週にも発表へ 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、早ければ来週にも次期首相と法務部長官を発表するとみられる。首相候補は与党「共に民主党」の金振杓(キム・ジンピョ)国会議員、法務部長官候補は同党の秋美愛(チュ・ミエ)議員が有力とされる。これに加えて来年の総選挙への出馬を目指す一部閣僚の交代も行われる可能性があり、来月中旬までに中規模の内閣改造が行われるとの観測も出ている。◇来年の経済成長率2%台前半 韓国中銀 韓国銀行(中央銀行)は、来年の経済成長率について2%台前半にとどまると見通した。来年の消費者物価上昇率は1%前後と見込んだ。韓銀は定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を1.25%で据え置くことを決めた後、通貨政策方向の議決文で「来年の国内経済は建設投資の調整が続くが、輸出と設備投資の不振が多少緩和され、消費の増加傾向は緩やかに拡大する見通しだ」と予想。今後の世界経済と国際金融市場に関しては「保護貿易主義拡散の程度、主要国の通貨政策の変化、地政学的リスクなどに影響を受けるとみられる」と評価した。
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