【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は22日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了通告の効果停止を決めたことで、同協定に基づいた情報交換を続けていくことを明らかにした。 国防部関係者は記者団に対し、「効果停止の決定が朝鮮半島および領域内の情勢安定と安保協力に寄与すると考える」とし、「日本側が呼応し、近日中にGSOMIAが完全に正常化することを期待する」と話した。 また「GSOMIAの終了決定は日本が安保上の問題を理由して不当な(対韓)輸出規制をしたことによるものであり、苦悩の末に下した避けられない決定であると(米側に)伝えてきた」とし、「日本が制裁解除など関係改善の努力をした場合、終了を再検討することができるというわが政府の立場を積極的に説明してきた」と強調した。 その上で、日本に対してもGSOMIA維持のための日本の前向きな態度変化を要請してきたとし、「GSOMIA決定の過程でも国防部は十分に意見を陳述し、今回の決定に対しても忠実に履行する」と話した。 これに先立ち、青瓦台(大統領府)の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長は記者会見で、GSOMIAについて、「いつでも協定の効力を終了させられるという前提の下、8月23日に行った終了通告の効力を停止する」と発表した。 GSOMIAは23日午前0時に失効する状況にあったが、韓国政府の決定により、条件付きで維持されることになった。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0