進歩(革新)系団体は11日、ソウルで米国による駐留経費負担の増額要求を非難するパフォーマンスを行った=(聯合ニュース)
進歩(革新)系団体は11日、ソウルで米国による駐留経費負担の増額要求を非難するパフォーマンスを行った=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対外宣伝メディアが、2020年以降の在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)を巡る韓米交渉は南北間の「不可侵宣言」に違反するものだと非難し、韓国への圧力を強めている。 北朝鮮の対韓国宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は12日付の論評で、「昨年採択された板門店宣言と9月平壌共同宣言、北南(南北)軍事分野合意書は、北と南の間で武力による同族争いを終息させることを確約した事実上の不可侵宣言」だとし、「米国が南朝鮮(韓国)に侵略軍隊を駐留させる名分はなくなった」と主張した。 続けて、「米国は北東アジア地域における軍事的覇権と世界制覇を目的として南朝鮮に居座り続けており、むしろ南朝鮮軍部をそそのかして北侵合同軍事演習を狂乱的に行い、朝鮮半島はもちろん世界の平和までも深刻に脅かしている」と非難した。 また、それにもかかわらず、韓国は在韓米軍駐留経費の負担増に関する米国の「強盗のような要求」に強い態度を取れずにおり、保守勢力は米国に歯向かうべきでないとわめき立てているとし、「実に民族的な恥をさらす事大売国行為に他ならない」と声高に批判した。 「わが民族同士」をはじめとする北朝鮮の宣伝メディアは韓米の駐留経費交渉に神経をとがらせており、連日非難の論評を出している。 20年以降の駐留経費負担を巡る交渉は9月に始まった。韓米は今月中にソウルで3回目の交渉会合を開く予定だ。
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