東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会合で各国首脳とともに記念撮影する文大統領(右)と安倍首相=4日、バンコク(聯合ニュース)
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)首脳会合で各国首脳とともに記念撮影する文大統領(右)と安倍首相=4日、バンコク(聯合ニュース)
◇文大統領ASEAN関連会議終える 安倍首相と対話意向を確認 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するためタイ・バンコクを訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、3日間の日程を終えて帰国する。最大の目的は25~27日に韓国・釜山で開催される韓・ASEAN特別首脳会議と第1回韓・メコン首脳会議の開催成功に向けASEAN各国に関心と協力を求めることで、これは十分に果たせたとみられる。一方、韓日関係が極度に悪化している中、両国首脳がどう接触するかも注目された。両首脳は4日、ASEANプラス3(韓中日)首脳会議前に控え室で11分間歓談した。着席して個別に話を交わすのは13カ月ぶり。韓国青瓦台(大統領府)は「両首脳は韓日関係が重要との認識で一致し、両国関係の懸案は対話を通じて解決するという原則を改めて確認した」と伝えた。◇RCEP来年署名目指す 韓国製造業の輸出活発化へ期待 ASEAN諸国や韓国、日本など計16国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の首脳会合が4日、タイで開かれ、来年の協定署名を目指すことを確認した。RCEPが発効すれば貿易障壁が大幅に下がり、韓国企業は電機・電子、自動車などの製造業を中心にRCEP参加国への輸出が一層活発化する見通しだ。インフラ拡充など投資誘致に乗り出す域内国への進出も拡大すると期待される。一方、農産物は中国、オーストラリア、ニュージーランドが、水産物はASEANの輸出が多く、韓国の農水産業は打撃が懸念される。◇韓国情報機関「金正恩氏、12月の米朝首脳会談開催を目標」 韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は4日、国会情報委員会による非公開の国政監査で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が3回目となる米朝首脳会談を12月中に開催することを目標にしており、早ければ今月中にも米朝の実務協議が行われるとの見解を明らかにした。同委員会の委員長を務める野党「正しい未来党」の李恵薫(イ・ヘフン)議員が会見で伝えた。◇広く晴れ 寒暖差は大きく 5日は全国的に晴れるが、中部地方と南部の全羅道、済州島は時折雲が広がると予想される。気象庁関係者は「昼と夜の気温差が10度以上と大きい」として、健康管理に注意を呼び掛けた。◇アシアナ航空 2日後に本入札=3陣営に関心 航空大手、アシアナ航空売却の本入札が2日後に迫っている。買収対象候補先をさらに絞り込んだショートリストのうち、愛敬グループとストーンブリッジキャピタル、HDC現代産業開発と未来アセット大宇の両コンソーシアムが有力候補とみられている。アクティビスト(物言う株主)ファンドのKCGIがどのような戦略的投資家と組むかにも関心が集まる。SKやGSなど大企業が応札する可能性が残っているとの見方もある。
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