「MAMAMOO」左からムンビョル、ソラ、フィイン、ファサ
「MAMAMOO」左からムンビョル、ソラ、フィイン、ファサ
抜群の歌唱力と個性溢れる楽曲で、韓国を代表する実力派グループとなった「MAMAMOO」 が、8月7日(水)、日本で1stアルバム「4colors」をリリースした。2018年春からスタートした連続リリース企画「4season 4color Project」のタイトル曲や、各メンバーのソロ曲、夏川りみの「涙そうそう」のカバーまで、「MAMAMOO」の様々な魅力を感じられる一枚となっている。アルバムのリリースイベントとコンサートのため来日した「MAMAMOO」にインタビューを慣行。
アルバムや今後の活動について語ってくれた。

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Q.8月7日(水)日本1stアルバム「4colors」が発売となりましたね。全体的にどんなアルバムに仕上がったのか、説明をお願いいたします。

ムンビョル:韓国でもたくさんの方々に愛していただいた「Four season Four color」プロジェクトのタイトル曲、各メンバーのソロ曲、そして夏川りみさんの「涙そうそう」のカバー曲が収録されています。このような楽曲を一度にお届けできることがとてもうれしい機会だと思います。今回は短い滞在ではありますが、このアルバムでファンの皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせそうで楽しみです。


Q.「涙そうそう」のカバー曲が収録されている点が特別な気がします。2月のファンミーティングで披露された楽曲ですが、その後反応などは直接ファンの方に聞かれましたか?

ファサ:直接は聞いたことはないのですが、客席を見たら涙を流している方もいらっしゃったんです。来てくださった方が本当に私たちが披露する音楽を愛してくれているんだなということを会場で感じることができました。


Q.収録曲の中で特に思い入れの深い曲を一曲挙げるとしたらどの曲ですか?

ムンビョル:やはり「Four season Four color」プロジェクトで私はREDを担当しましたから、「RED MOON」に収録されていた「Egotistic」です。夏をさらに熱く盛り上げることのできる曲だと思うからです。昨年の夏にリリースした曲なんですが、実は私はそんなに夏は好きではありません(笑)たくさん汗が出るのが好きではないから(笑)今韓国はすごく暑いのですが、日本も同じくらい暑いですね。私にとってはちょっと大変な季節です(笑)
ソラ:う~ん、私は…やはりBLUEを担当したから(笑)「Wind flower」にします。
ムンビョル:なんでそんなに悲しそうなの(笑)?
ソラ:歌の感情が突然思い出されて…ちょっと悲しくなりました(笑)
フィイン:私も「Wind flower」です。私は個人的にこの曲がすごく好きで、このアルバムの中でも一曲だけ選ぶとしたらこの曲だと思います。
ファサ:私は2曲選んでもいいですか(笑)?最初レコーディングをした時からすごく好きだった曲は「Starry Night」です。そして「Wind flower」も、最初から好きではあったのですが、最近また改めていい曲だなと思っています。


Q.今回のアルバムには各メンバーのソロ曲も収録されていますね。ソロ曲の紹介もお願いいたします。

ムンビョル:「SELFISH」は一度くらいは自分自身を愛して自己中心的な行動をしてみよう、自分を愛そうというメッセージを込めていて、たくさんの方に自信を与えたいと思って歌った曲です。Red Velvetのスルギがフィーチャリングとして参加してくれましたが、「MAMAMOO」とRed Velvetはデビュー時期が似ていて、同期なんです。その当時唯一私たちが親しいと話せるチームがRed Velvetだったと思いますね。その中でも私とスルギは少し親交があって、その後番組も一緒に出たりしてさらに仲良くなって、この曲を制作するにあたり私がスルギに依頼をしました。スルギも快く引き受けてくれて、コラボが実現しました。
ソラ:「HELLO」は自分の立場について話す内容になっています。一曲の中にさまざまな感情が込められている楽曲です。
フィイン:私のソロ曲の名前は「25」なんですが、私が今25歳なんですね。25歳になるまでと、25歳になって感じた私の感情を入れた、私のストーリーを込めた曲になっています。
ファサ:「Be Calm」は、ある意味私の成長が表れた曲だと思います。言葉では表すことができないほどの大きな悲しみが訪れた時、私が初めて経験した感情を収めています。悲しくて涙が流れるというような悲しさではなく、その悲しさを越えて淡々としている私の姿を描いた曲になっています。


Q.6月にデビュー5周年を迎え、韓国では特別映像会も開催されました。この5年は長いと感じられましたか?それとも短いと感じられましたか?

ムンビョル:5年は長いと言えば長い時間ですが、短い時間だった気がします。またデビューからは5年ですが、メンバーたちとはその前から共に頑張ってきた時間がありますので、私たちの時間がたくさん積み重なってきたんだと感じてうれしいです。
ソラ:私は短く感じました。今も2019年になってまだ少ししかたってない気がするのに、もう2020年まで数か月ですよね(笑)?その実感が沸かないように、デビューした時はついにデビューしたと思ったけれど、それからもう5年もたったなんて信じられません。いまだに新人のような気持ちがありますね、まだ他の皆さんが皆私たちよりも先輩のような(笑)
フィイン:時間がたつのは本当に早いですね。当時は疲れたり、大変だなと思って時間が長く感じられることもあったと思うけど、振り返ってみたら短かかったと思うし。言葉では表現することが難しい、さまざまな感情が入り混じった時間だったと思います。
ファサ:これまで私は「時間」というものについてあまり深く感じたことはなかったのですが、時々その概念が不思議に感じられることがあります。時間がたっていくうちに、自分の姿やメンバーの姿が少しずつ変わっていくということがなんか変な感じがするんですね(笑)昨日も突然年齢の話になった時、考えてみたらメンバーたち皆もうけっこう年とっているんですよね(笑)
メンバー一同:(笑)
ファサ:でもそれほど変わったことはなくて。それなのに時はたっていくから、それがなんだか不思議に感じられました。


Q.これまでで最も思い出深い瞬間があったとすればどんな時ですか?

ムンビョル:たくさんの方々に愛をもらった瞬間ですね。1位を取った時もそうですが、韓国で1stコンサートを開催した時の瞬間、瞬間が私たちにとって良い記憶として残っています。いつもコンサートをするとファンが感動をくれるので、コンサートでファンの方と過ごす時間が思い出深いです。


Q.「MAMAMOO」のファンの皆さんはとても熱心に応援しますよね。「MAMAMOO」だけではなく、会場にいる他の歌手に対しても一生懸命声援を送る姿を見かけたことがあります。

ムンビョル:そうなんですよ。私たちも、「MAMAMOO」のファンって良い人が多いよねとか、優しいねって聞くことがありますが、それも本当に感動的です。とてもうれしいし、私たちを考えてくれる心がとても大きいんだなということも感じます。


Q.夏本番になりましたが、皆さんが個人的にこの夏やってみたいことや、このように過ごしたいという計画があれば教えてください。

ソラ:そうですね、旅行かな?デビュー5周年記念ってことで皆で(笑)これまで忙しくて、行こうとだけ言って実現できてないので…。場所は国内でも海外でもかまわないですが、ゆっくり休めるところがいいですね。


Q.夏に聴くのにぴったりな、皆さんが好きな曲があればファンの皆さんにおすすめをお願いいたします。

フィイン:夏ですよね?う~ん、何がいいかな…。
ファサ:「Wind flower」じゃない(笑)?
ソラ:「gogobebe」だよ!
フィイン:じゃあ「gogobebe」で(笑)
メンバー一同:(笑)
フィイン:そうだね、アルバムも発売になったから、その中から選ぼう(笑)「gogobebe」はすごく楽しい雰囲気の曲なので、この暑さを忘れることができると思います!


Q.韓国では「Four season Four color」の最後を飾る9thミニアルバム「White Wind」での活動で、プロジェクトが終了しましたが、次にどんな楽曲をやってみたいと考えていますか?

ファサ:「MAMAMOO」の長所の一つが、ジャンルにとらわれないというところだと思うんです。だから私たちがこの先どんなジャンルに挑戦したとしても、皆さんもそこまで驚きはしないと思います。それだけ各メンバーの実力に対して信頼があるからだと思っています。これまでも考えてみたら、ヒップホップもやったし、レゲエもやったし、たくさんやったよね。
メンバー一同:うん、そうだね。
ファサ:「Um Oh Ah Yeh」みたいな爽やかな感じの曲もやったし。本当にいろいろやったからこれからはもっとディープなジャンルに行かなきゃいけないのかな(笑)?
ムンビョル:(笑)もっと多様にね(笑)
ファサ:私たちはさまざまなジャンルをうまく表現できると思います!


Q.アルバムとライブを楽しみに待つファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

ムンビョル:日本で初めてアルバムを発売しましたが、とても良い曲がたくさん収録されています。さまざまな感情を感じたい時、いつ聞いてもいいような曲が多いのでたくさん聞いてくれたらうれしいです。これからコンサートもありますが、この夏をクールに過ごせるよう、私たちのコンサートで楽しんで帰っていただけたらうれしいです!


 韓国ではデビュー5周年を迎え、ますます実力派グループとしての経験と実績を積み上げている「MAMAMOO」。ファンにとっては贅沢なプレゼントのような名曲ばかりで仕上げられた日本1stアルバムのリリースと共に、今後はどんな音楽を見せてくれるのか早くも期待が高まった。そして、ファンへの感謝の思いやメンバーへの信頼感もひしひしと伝わってくる時間だった。


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