全受刑者は2015年11月、靖国神社内のトイレに発火装置を置いた(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
全受刑者は2015年11月、靖国神社内のトイレに発火装置を置いた(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】2015年に東京の靖国神社で爆発音事件を起こし、火薬類取締法違反などの罪で懲役4年の実刑判決を受けて日本で服役している韓国籍の全昶漢(チョン・チャンハン)受刑者について、日本政府が韓国移送を認めなかったことが9日、分かった。 韓国法務部によると、日本政府は先月31日に韓国政府に対し、受刑者の韓国移送を認めないと通知した。同部関係者の話では、日本政府は特に理由を説明しなかった。 韓国には、外国で罪を犯して服役中の韓国人を韓国に移送し、残りの刑期をつとめさせる制度がある。 爆発音事件を起こした同受刑者は17年4月に母親を通じ、韓国の矯正施設への移監を要請した。これを受け法務部は昨年3月、日本政府に移送協力を要請していた。 受刑者は15年11月23日、靖国神社内の公衆トイレに火薬を詰めたタイマー付き発火装置を設置。火薬を燃焼させて天井などを壊した罪に問われた。
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