トランプ氏との面会を終えた辛会長。ホワイトハウスに40分ほど滞在した=13日、ワシントン(聯合ニュース)
トランプ氏との面会を終えた辛会長。ホワイトハウスに40分ほど滞在した=13日、ワシントン(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】米国を訪問している韓国ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長は13日午後(米東部時間)、ホワイトハウスでトランプ米大統領と面会した。韓国企業の最高経営責任者(CEO)がホワイトハウスのトランプ氏を訪ねるのは、同氏が2017年1月末に大統領就任にしてから初めて。 面会を終えた辛会長は、トランプ氏とどのような話を交わしたかと記者から問われると、「いろいろ」とだけ短く答え、具体的な言及を避けた。 ロッテグループの化学大手ロッテケミカルは9日にルイジアナ州で石油化学工場の完工式を開いたばかり。トランプ氏は同社の大規模な対米投資に感謝の言葉を伝えるとともに、追加投資計画について話を交わしたとみられる。 トランプ氏は同工場の完工式にあたって祝電を送り、「対米投資という賢明な決定を下したロッテグループに拍手を送る」とし、「31億ドル(約3390億円)に上る投資はトランプ政権発足後、最も大きな対米投資の一つ」と歓迎した。また、「(韓米)両国の同盟の堅固さを示す証拠」とも記した。 ロッテケミカルのルイジアナ工場はエチレン年間100万トン、エチレングリコール70万トンの生産能力を持つ大型施設。米化学メーカー、ウエストレイクとの合弁で、ロッテの出資比率は88%。31億ドルという事業費は、韓国の単一企業の対米投資としては2番目の大きさとなる。
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