朝鮮中央通信は金委員長が立ち会った「火力打撃訓練」の写真を公開した=(聯合ニュース)
朝鮮中央通信は金委員長が立ち会った「火力打撃訓練」の写真を公開した=(聯合ニュース)
◇金正恩氏が「長距離打撃手段」訓練に立ち会い 北朝鮮メディア 北朝鮮の朝鮮中央通信は10日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が「9日に朝鮮人民軍の前線および西部前線防御部隊の火力打撃(攻撃)訓練を指導した」と報じた。金委員長は「長距離打撃手段」の火力訓練計画を把握した後、訓練の開始命令を下したという。これは北朝鮮が9日に発射した飛翔体を指すとみられる。韓国軍の合同参謀本部は9日、北朝鮮が同日午後4時29分と同49分ごろ、北西部の平安北道・亀城から短距離ミサイルと推定される飛翔体を1発ずつ、東の方向へ発射したと発表している。◇トランプ氏が北の飛翔体発射に不快感 「深刻に注視」 トランプ米大統領は9日(米東部時間)、北朝鮮が発射した飛翔体を「小型短距離ミサイル」と見ていることを明らかにし、状況を「非常に深刻に注視している」と強調した。ホワイトハウスで記者団に述べた。また、「誰も喜ばしいと思っていない」と不快感を示し、「私は彼ら(北朝鮮)が交渉を望んでいることを知っている。彼らは交渉について話している」としながら、「彼らが交渉する準備ができているとは考えていない」と説明した。◇文大統領「弾道ミサイルなら安保理決議違反」 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、10日の就任2周年を前にKBSテレビの番組に出演し、北朝鮮がこの日発射した飛翔体を「短距離ミサイル」と推定した上で、弾道ミサイルの技術を使用した場合は国連安全保障理事会の決議に違反する恐れがあると警告した。文大統領は北朝鮮が交渉の場自体を壊す意図はないとみて「不満があれば対話の場で明らかにせよ」と述べ、交渉に復帰するよう促した。◇米為替報告書 韓国を「監視対象」から除外か 米ブルームバーグは消息筋の話として、米財務省が半期為替報告書で韓国を通貨政策の「監視対象」から除外することが予想されると報じた。財務省は4月と10月の年2回為替報告書を発表しているが、先月には発表されず、ブルームバーグは今月中に報告書が出される見通しだと伝えた。昨年10月に発表された報告書では、同年上半期と同様に韓国と中国、日本、インド、ドイツ、スイスの6カ国を監視対象国に据え置いた。◇わいせつ動画で起訴のチョン・ジュニョン きょう事実上の初公判 わいせつ動画を隠し撮りしてインターネット上に流したとして性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影)容疑で起訴された歌手兼タレントのチョン・ジュニョン被告(30)の事実上の初公判に当たる公判準備手続きが10日午前、ソウル中央地裁で行われる。公判準備手続きには被告の出廷の義務はなく、チョン被告は欠席する可能性が高い。
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