今月6日、エクアドルの空港に到着した李首相(右から3人目)=(聯合ニュース)
今月6日、エクアドルの空港に到着した李首相(右から3人目)=(聯合ニュース)
【ヒューストン聯合ニュース】中東・南米の3カ国公式訪問を終えた韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は8日(現地時間)、エクアドルから米テキサス州ヒューストンに到着した。最後の経由地である米国に2日間滞在した後、10日に帰国する予定だ。

 李首相はこの日、ヒューストンのNRGパークで行われている「ヒューストン海洋博覧会」の韓国ブースを訪れ、韓国中小企業の海外販路拡大の状況を視察した。

 1969年から毎年開催されているヒューストン海洋博覧会は、造船、海洋資材、海洋プラント設備、船舶部品などの企業が製品を展示し、事業の機会を模索する行事だ。今年は45カ国から約2400社が出展し、韓国からは約40社が参加した。

 このほか、ヒューストン市内のホテルで現地の韓国系住民などを招いた夕食懇談会が開かれる予定だ。

 李首相は9日にルイジアナ州で開かれる韓国ロッテグループの化学大手、ロッテケミカルの石油化学工場の完工式に出席する。

 完工式には、韓米両国の政府関係者とロッテケミカルや協力会社の関係者約300人が出席する。また辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)グループ会長も出席する予定で、李首相との顔合わせに注目が集まっている。

 李首相はこれまでサムスン、現代自動車、SK、LGの事業所を訪問し、国内4大グループの主要経営陣と面会した。今回、辛会長と対面すれば、国内5大グループのトップと全て会ったことになる。

 李首相と辛会長は完工式終了後、出席者らとの昼食会に出席する予定だ。

 ロッテケミカルのルイジアナ工場は同社と米化学メーカーのウエストレイクとの合弁で、総額31億ドル(約3420億円)の事業費が投じられた。工場はエチレン年産100万トン、エチレングリコール70万トンの生産能力を持つ。


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