韓国の航空会社の機体が並ぶ空港(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国の航空会社の機体が並ぶ空港(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国政府は21日、韓国の航空会社が運航する航空機全400機に対し緊急安全点検を実施すると発表した。機体を巡るトラブルが相次いでいるほか、大韓航空会長の急逝や経営難の錦湖アシアナグループのアシアナ航空売却決定を踏まえた措置と見られる。当局が全機を対象に安全点検を行うのは極めて異例だ。 大韓、アシアナの両大手のほか、格安航空会社(LCC)を含む全9社の機体に対し、ここ1年のデータを基に故障が起こりやすり部分などを中心にした点検を5月いっぱいまで実施するという。 点検とともに、20年以上使用されていて故障歴の多い機体が長距離飛行や夜間飛行に使われないよう管理・監督する。 国土交通部の関係者は「安全管理の履行状態を細かく確認し、年間の安全対策を滞りなく推進する」と話す。 韓国では今月10日に光州空港でアシアナ機が着陸の際にタイヤが損傷したのに続き、11日には金浦空港を離陸した大韓航空機にエンジンの異常が起こり空港に引き返すトラブルが起こっている。
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