昨年12月に行われた第14回交渉会合の首席代表(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年12月に行われた第14回交渉会合の首席代表(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と中国、日本の3カ国による自由貿易協定(FTA)締結に向けた15回目の交渉会合が9~12日に東京で開催される。交渉会合の開催は昨年12月以来、約4カ月ぶり。 会合には韓国から産業通商資源部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉室長、中国から商務省の李成鋼次官補、日本から外務省の香川剛広国際貿易・経済担当大使がそれぞれ首席代表として出席する。3カ国とも前回会合から首席代表が交代した。 今回の会合で、3カ国は商品・サービス市場の開放など争点となっている分野の進展状況を確認するとともに、中断している通関、競争、電子商取引などルール分野の分科別交渉も再開する予定にしている。 あわせて、3カ国がそろって交渉に参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)よりも高いレベルの自由化を韓中日FTAで達成する方策も重点的に議論する予定だ。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国と韓国、中国、日本、オーストラリア、ニュージーランド、インドの計16カ国が参加するRCEPは、年内の交渉妥結を目標としている。 世界での保護貿易主義の強まりに対応するため、地域内協力の重要性は高まっている。呂翰九氏は会合を前に「FTA交渉の進展に向け、韓中日の3カ国が柔軟性を発揮するときだ」と述べた。
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