韓国　きょうのニュース（３月２０日）

◇韓国観測史上２番目の大地震「自然発生ではなかった」　地熱発電所が触発　南東部の慶尚北道・浦項で２０１７年１１月に発生したマグニチュード（Ｍ）５．４の地震（浦項地震）について、政府調査研究団は自然地震ではなく近隣の地熱発電所が触発したものだったと結論付けた。大韓地質学会が２０日、ソウルで記者会見し、浦項地震に関する政府研究団の調査結果を発表した。浦項地震は１６年９月に慶尚北道・慶州で起きたＭ５．８の地震に次ぎ、韓国で観測史上２番目に大きい地震だった。◇大気汚染物質の移動経路を追跡　研究用航空機運航へ　微小粒子状物質（ＰＭ２．５）などによる大気汚染が深刻になっている韓国で、粒子状物質の移動経路を調べるための航空機が運航される。科学技術情報通信部などの官庁でつくる大気汚染対処に向けた「汎部処プロジェクト事業団」は、大気汚染物質の移動や反応、生成過程などを把握するための中型航空機の改造を終えたと明らかにした。国立環境科学院は今月からこの航空機を用いて大気中の粒子状物質を測定する予定だ。◇元ビッグバンＶ．Ｉの軍入隊延期決定　性的接待疑惑受け　兵務庁は、海外投資家に対し関係者を通じて性的接待を仲介した容疑が持たれている人気グループＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）の元メンバー、Ｖ．Ｉ（ヴィアイ、本名イ・スンヒョン）さん（２８）が提出した「現役兵入営延期願」を許可したと発表した。これにより、２５日だったＶ．Ｉさんの入隊は３カ月延期された。Ｖ．Ｉさんの入隊については「捜査を避けるため兵役を隠れみのにしている」との批判が上がっており、捜査を続行するため警察も兵務庁に入隊延期を求めていた。◇チョン・ジュニョンの逮捕状発付可否　２１日に決定　わいせつ動画を隠し撮りしてインターネット上に流した容疑が持たれている歌手兼タレントのチョン・ジュニョンさん（３０）の逮捕状発付可否を決める令状審査が、ソウル中央地裁で２１日午前に行われる。チョンさんは２０１５年末、複数回にわたってコミュニケーションアプリ「カカオトーク」のグループトークなどでわいせつ動画や写真を知人らと共有した疑いが持たれている。◇ソウル・漢江大橋に歩行者専用橋復活　２１年完成　ソウル市は、竜山と鷺梁津をつなぐ漢江大橋に２１年に歩行者専用橋を設置すると発表した。漢江大橋は１９１７年に「漢江人道橋」として開通。１９５０年に勃発した朝鮮戦争中に爆破され、８１年に車道が中心の現在の橋が再建された。朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長は「歴史的な意味とともに『歩く都市ソウル』のアイデンティティーを強化し、鷺梁津一帯の地域再生をけん引する役割を担う」と述べた。