北朝鮮外務省が米国裁判所で行われた「オットー・ワームビア訴訟」の判決文を公式受領したと15日、米国の声(VOA)が報道した。
北朝鮮外務省が米国裁判所で行われた「オットー・ワームビア訴訟」の判決文を公式受領したと15日、米国の声(VOA)が報道した。
北朝鮮外務省が米国裁判所で行われた「オットー・ワームビア訴訟」の判決文を公式受領したと15日、米国の声(VOA)が報道した。

 VOAはこの日、DHLの賠償追跡システムを引用してこのように伝えた。去る14日午後1時26分、北朝鮮外務省の“キム・ソンウォン”という人物が判決文が入った郵便物を受領したことがシステムを通じて確認されたことがわかった。

 米国人大学生のオットー・ワームビア氏は2016年1月、北朝鮮旅行中に拘束されたが1年半ぶりの2017年6月、昏睡状態で解放された後、死亡した。その後、彼の死因をめぐり米朝間の葛藤が発生している。

 オットー・ワームビア氏の両親は昨年、米ワシントンD.C.連邦裁判所に北朝鮮当局の賠償を求める訴訟を提起した。

 ワシントンD.C.連邦裁判所は昨年12月、北朝鮮がワームビア氏を拷問・拘束・拉致し、超法規的な殺人を犯したとして、懲罰的損害賠償金など5億1000万ドル(約550億円)を遺族に賠償するよう判決を下した。北朝鮮は同裁判過程に一切対応していなかった。

 判決文はハングルに翻訳した後、先月16日ごろDHLを通じて北朝鮮の外務省へ発送されたが、北朝鮮はこれをすぐに返送していた。

 中間地である香港へ返送された判決文は去る5日、再び北朝鮮へ発送され、今回北朝鮮外務省はこれを公式に受領した。

 北朝鮮がワームビア氏事件の賠償責任を認めた判決文を受領したのは、2回目の米朝首脳会談の日程や場所が確定したことと無関係ではなさそうだ。

 ただし、北朝鮮が判決文受領とは別に、ワームビア氏死亡の責任を認める可能性は低いものとみられる。北朝鮮はワームビア氏の死亡後、彼に対する拷問などの疑惑を全面否定している。


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