公演に登場した朝鮮半島旗(資料写真)=(聯合ニュース)
公演に登場した朝鮮半島旗(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】昨年9月、北朝鮮・平壌で開かれた南北首脳会談当時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領ら韓国代表団が観覧したマスゲーム・芸術公演「輝く祖国」の内容変更は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の指示で行われたことが分かった。 公演の総演出を担当した「血の海歌劇団」のキム・モクリョン総長は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙、朝鮮新報とのインタビューで明らかにした。韓国代表団が緊張しないよう、南北統一をテーマした歌を選ぶなどとしたほか、国旗掲揚式では朝鮮半島旗(統一旗)を使うよう、金委員長が指示したという。 当時の公演はオリジナルバージョンと比べると、体制宣伝の内容が減り、文大統領への歓迎の意を盛り込んだ内容が加えられた。文大統領に同行していた青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は北朝鮮関係者が公演内容の70%が変更されたと説明したと紹介していた。 北朝鮮が昨年披露した同公演は建国70周年記念日の9月9日から11月5日まで実施された。
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