事故を受け、国民に謝罪する金氏=9日、江陵(聯合ニュース)
事故を受け、国民に謝罪する金氏=9日、江陵(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国北東部の江原道・江陵で8日午前、ソウル行きの高速鉄道(KTX)が脱線した事故で、国土交通部の金賢美(キム・ヒョンミ)長官が9日に現場を訪れ、「こうした事故が再び発生したことを国民の皆さんに心からおわびする」と謝罪した。 同事故により、乗客ら14人が軽傷を負った。KTXを運営するコレール(韓国鉄道公社)は不通となっている江陵―珍富間の運行を10日午前2時までには再開させる方針を明らかにした。 当局は事故の原因について、分岐点の線路転換機の転換状態を表示する回線の接続に問題があり、信号システムに障害が発生したと推定している。 金氏は最近、鉄道関連事故が相次いで起きていることを陳謝。「もうこうした状況を座視できない。応分の責任を取らなければならない」と述べ、事故原因を徹底的に調べ、厳しく責任を問う考えを示した。 また、今回の事故が海外からの鉄道受注や南北鉄道連結事業にも悪影響を及ぼすことに懸念を示し、「完璧な復旧を通じ、韓国の鉄道の水準を信頼できないという失望感を与えないよう万全を期する」と述べた。 ソウルと今年2月に開催された平昌冬季五輪の会場がある江陵を結ぶKTXは昨年12月に開通した。
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