空軍1号機で記者団の質問に応じる文大統領=1日、空軍1号機(聯合ニュース)
空軍1号機で記者団の質問に応じる文大統領=1日、空軍1号機(聯合ニュース)
【空軍1号機聯合ニュース】アルゼンチンでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議の日程を終えた文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は1日(現地時間)、冷え込みが長期化している日本との関係について、「過去の歴史問題は別途、賢明に処理しながら未来志向の協力をしていかなければならない」と述べ、歴史問題とさまざまな分野の協力とを切り離す「ツートラック」という従来の立場を重ねて示した。次の訪問先のニュージーランドに向かう空軍1号機で記者団に述べた。

 文大統領は「韓日の歴史問題は難しいところがあり、いつでも顕在化しかねない」として、「その問題が完全に解決したとはいえない」と指摘。ただ、「歴史問題のために、未来志向に発展していかなければならないいろいろな協力関係が損なわれてはならない」と強調した。

 その上で、「朝鮮半島の非核化や平和プロセスにおいても日本の協力が必要なため、ツートラックで協力関係を続けていかなければならない」とし、「その点については日本政府も共感しているとみている」と述べた。


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