初会合の様子(写真共同取材団)=16日、ソウル(聯合ニュース)
初会合の様子(写真共同取材団)=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国とアラブ首長国連邦(UAE)は16日、ソウル市内で原子力分野の協力強化に向け高官級協議会の初会合を開催した。

 協議会には韓国から李泰鎬(イ・テホ)外交部第2次官、UAEからマズルーイ・エネルギー・産業相がそれぞれ首席代表として出席した。

 両氏は韓国が海外に建設した初の原子力発電所であるUAE・アブダビのバラカ原発を高く評価した。李氏は会合の冒頭、UAEとの特別な関係の中核はバラカ原発の建設を中心とした原子力分野での協力だとし、「バラカ原発がわれわれの協力を深め、広げる努力に道を開いてくれると思う」と強調。マズルーイ氏は「最高水準の安全と安定性、品質でバラカ原発1号機が完成したことを誇らしく思う」と述べた。

 両国は協議会で、バラカ原発の事業の進行状況を点検し、第三国の原子力市場への共同進出、関連技術の研究・開発(R&D)、核安全保障、原子力の安全などについて意見を交わす方針だ。

 文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の3月のUAE公式訪問と首脳会談を受け、両国は年内の高官級協議会発足を目指してきた。

 外交部は「高官級協議会の発足は原子力分野の協力強化につながり、3月に『特別戦略的パートナー』に引き上げられた韓国・UAE関係の一層の発展に寄与する」と期待を示している。


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