東アジア首脳会議に出席した文大統領=15日、シンガポール(聯合ニュース)
東アジア首脳会議に出席した文大統領=15日、シンガポール(聯合ニュース)
【シンガポール聯合ニュース】シンガポールを訪問中の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、東アジア首脳会議(EAS)に出席し、「北が完全な非核化を真剣に実践し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の会議に参加するようになることを期待している」と述べるとともに、非核化に対するEASと国際社会の持続的な支持を要請した。 文大統領は昨年のEAS開催後に朝鮮半島で奇跡のような変化が起きたとした上で、北朝鮮の平昌冬季五輪参加、3度の南北首脳会談と初の朝米(米朝)首脳会談の開催に触れながら「平和時代が開かれている」と述べた。 また「北の非核化措置も続いている。北は国際社会が見守る中、核実験場を廃棄したのに続き、ミサイル実験場の査察受け入れを約束し、米国が相応の措置を取ることを前提に掲げてはいるが、寧辺の核施設の永久廃棄について言及したことも大きな進展だ」との見方を示した。 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)のソウル訪問と2回目の朝米首脳会談開催が遠からず実現する見通しだとしながら「わが政府はEAS参加国と緊密に協力し、朝鮮半島と東アジアの平和のために努力していく」と述べた。
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