民団が７０年史発刊　創立からの足跡たどる

【ソウル聯合ニュース】在日本大韓民国民団（民団）が７０年の歴史をまとめた「民団７０年史」をこのほど発刊した。　民団は２０１６年に創立７０周年を迎え、記念事業として７０年史編さん委員会を発足させ、１年半にわたる作業を経て８８７ページの年史をまとめた。　年史には在日同胞社会の形成をはじめ、在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）との対立、指紋押なつ拒否、地方参政権獲得運動、ヘイトスピーチ根絶運動など、日本での差別に立ち向かってきた民団の歴史が詳細に記されている。　また、在日学徒義勇軍の朝鮮戦争参戦、ソウル・九老工業団地（現ソウルデジタル産業団地）などへの投資、新韓銀行の設立、１９８８年ソウル五輪に際しての１００億円寄付、１９９７年のアジア通貨危機の際の１０億ドル（現在のレートで１０６０億円）送金など祖国に対する惜しみない支援の歴史についてもつづられている。　巻末には１９４５～２０１７年の年表、民団の４８地方本部の沿革と現況が掲載されている。