平昌五輪に備えて行われた警察特攻隊の対テロ訓練(資料写真)=(聯合ニュース)
平昌五輪に備えて行われた警察特攻隊の対テロ訓練(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】来月9日に開幕する平昌冬季五輪に北朝鮮の選手団や芸術団が参加する可能性が高まったことで、韓国警察は25日から警察特攻隊を派遣し、現場管理に投入することを決めた。 平昌五輪に北朝鮮の選手団だけでなく応援団、芸術団、代表団が参加することが確定すれば、韓国を訪れる人員は数百人規模に達すると予想され、警察にとっては移動や滞在過程での身辺の安全保障が大きな課題となる。 警察は、過去に北朝鮮参加団の身辺保護の経験があるとして自信を見せている。 北朝鮮は南北合同入場が行われた2002年の釜山アジア大会に選手184人、関係者132人の計316人を派遣し、応援団280人や取材陣、貨客船「万景峰号」の船員などを含めると計703人が釜山を訪れた。翌年の大邱夏季ユニバーシアードには過去最大規模の225人(選手94人)の選手団を派遣し、14年の仁川アジア大会にも選手団273人を送った。 警察は、昨年4月に江陵で開かれた平昌五輪のテストイベントにも北朝鮮のアイスホッケー選手団が参加した前例があり、これまで北朝鮮選手団の警備・警護を行った経験を基に万全を期すと説明した。 李哲聖(イ・チョルソン)警察庁長は15日の記者懇談会で、「北の参加規模が20日ごろ確定するとみられる。過去最大規模になる可能性もあるが、過去の経験を基に十分な警察力を動員して準備する」と述べた。 警察は平昌五輪に関して、仁川国際空港の安全を守る仁川地方警察庁特攻隊を除く他の地方庁所属の特攻隊から最大限の人員を派遣し、25日から平昌五輪の現場管理に順次投入する計画だ。 李庁長は「過去には北の選手団の移動を妨害したり、選手団の宿舎に侵入しようとしたりして捕まるなどの事例が一部あったが、今回はそのような不祥事がないように徹底的に備える」と述べた。
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