【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部が14日公表した2016年度(1~12月)の研究開発(R&D)活動に関する調査結果によると、韓国の昨年のR&D費は国内総生産(GDP)比4.24%で前年に比べ0.02ポイント上昇した。他国の最新数値との比較では前年と同じ世界2位レベルだった。 15年のデータでR&D費のGDP比が最も高い国はイスラエル(4.25%)で、他にスイス(3.42%)、日本(3.29%)、スウェーデン(3.28%)なども高かった。 また、昨年の韓国のR&D投資は総額69兆4055億ウォン(約7兆480億円)で、米国、中国、日本、ドイツに続き世界で5番目に多かった。企業など民間の負担額が52兆3459億ウォンと75.4%を占め、民間依存率が高い。政府・公共部門の負担率は23.6%(16兆4100億ウォン)だった。 投資額を研究の段階ごとに見ると、科学技術力の下地となる基礎研究が16.0%(11兆867億ウォン)、応用研究が22.5%(15兆6214億ウォン)、製品の実用化などを含む開発研究が61.5%(42兆6974億ウォン)だった。R&D費使用の主体は企業が77.7%と大半を占めた。 昨年の韓国の研究員数は前年より7507人多い46万769人で、労働力人口1000人当たり13.3人。15年ベースで日本は10.0人、フランスは9.4人、ドイツは9.2人、米国は8.7人だった。 今回の調査は経済協力開発機構(OECD)のガイドラインに従い、韓国国内4万4518の公共研究機関や大学、企業を対象に行われた。
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