国防部の文報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
国防部の文報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は25日、南北軍事境界線付近での敵対行為中止に向けた軍事当局者会談を北朝鮮に提案したことと関連し、朝鮮戦争の休戦協定締結日にあたる今月27日を前に韓国軍が先行して敵対行為をやめる計画はないとの立場を明らかにした。 国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官はこの日の定例会見で、北朝鮮が軍事当局者会談の提案に引き続き応じない場合、韓国軍が先に敵対行為を中止する可能性はあるかと問われ、「そのような計画はない」と答えた。 国防部は当初、北朝鮮に今月21日の軍事当局者会談開催を提案したが、北朝鮮は返答しないままだ。北朝鮮に対する対話の提案は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がドイツ・ベルリンで今月6日に演説した際に示した「新朝鮮半島平和ビジョン」(ベルリン構想)で南北間の敵対行為の中止時期として提案した休戦協定締結日まで有効だというのが国防部の立場だ。 一方、文報道官は、韓米ミサイル指針で定められている射程800キロの弾道ミサイルに搭載できる弾頭の重量を、現行の500キロから1トンに増やす方向で指針の改定を推進しているという報道について「韓米の首脳間で議論された事項に対し言及することは適切ではない」と述べた上で「韓国軍は高度化している北の核・ミサイルの脅威に効果的に対応するためさまざまな方策を講じている」と説明した。
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