趙俊赫報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
趙俊赫報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は25日の定例会見で、北朝鮮が近く弾道ミサイルを発射する可能性が報じられていることと関連し、「米国の関係当局と緊密に連携し、関連動向を綿密に追跡・監視している」と伝えた。 米CNNテレビは24日(現地時間)、米国防総省官僚の話として、弾道ミサイル発射に必要な機材を積んだ車両が21日に北朝鮮北西部の平安北道・亀城に到着したと伝え、北朝鮮が今週中にミサイル発射実験を行う可能性を指摘した。韓国政府筋も、平安北道一帯で円筒形の発射管を搭載した車両型の移動式発射台の動きが継続して捉えられていると伝えている。 趙氏は、北朝鮮が挑発に踏み切った場合に国連安全保障理事会が制裁を科すかどうかを問われると、「現在、今月4日の北の弾道ミサイル発射に対しても、安保理理事国を中心に制裁決議案の協議が進められていると承知している」と述べた。ただ、決議案を巡る議論の動向については韓国が理事国でないため話せないとした。 一方、中国が先ごろ「違法に中国との国境を超えた北朝鮮住民は難民ではない」として脱北者の強制送還を続ける姿勢を示したことについて、趙氏は「韓国政府は人道主義にのっとり、いかなる場合でも厳しい処罰が予想される北に脱北者が強制送還されてはならないとの立場だ」と述べた。韓国入国を希望する脱北者を原則として全員受け入れるのが基本スタンスだとし、「関連国と緊密に協議し、脱北者の安全かつ速やかな韓国移送に最善を尽くしている」と強調した。
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