国家情報院長に内定した徐薫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
国家情報院長に内定した徐薫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国新政権の初代内閣の主要閣僚に対する人事聴聞会が今週から本格的に始まる。 まず情報機関、国家情報院長に内定した徐薫(ソ・フン)元国家情報院第3次長に対する国会の聴聞会が29日に開かれる。来月2日には公正取引委員会委員長に指名された金尚祚(キム・サンジョ)氏、同7日には経済副首相兼企画財政部長官候補に指名された金東ヨン(キム・ドンヨン)亜洲大総長への聴聞会が予定されている。 憲法裁判所長に内定した金二洙(キム・イス)氏や外交部長官候補に内定した康京和(カン・ギョンファ)元国連事務総長特別補佐官に対する聴聞会も来月初めに行われる見通し。 候補者たちは聴聞会での任命同意案または聴聞報告書の採択を経て就任する。ただ、聴聞会では候補者たちの「資質」を巡って与野党が対立すると予想される。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は大統領選で、実際に住んでいない場所を住所として届け出る偽装転入や兵役逃れ、不動産投機、脱税、論文盗用に関与した人は高官に任用しないという人事原則を掲げていた。 首相候補に指名された李洛淵(イ・ナクヨン)前全羅南道知事は既に始まった聴聞会で高校の美術教師だった妻が1989年にソウルの希望する学区に赴任するため偽装転入したことが明らかになり、保守系最大野党「自由韓国党」の反対で聴聞報告書の採択が見送られている。 青瓦台(大統領府)の任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長が26日の会見で、謝罪を表明し釈明したが、事態は収まっていない。 偽装転入については、外交部長官候補に指名された康氏と公正取引委員会委員長に指名された金氏についても問題が指摘されており、今週からは始まる聴聞会では与野党の攻防が一層激しくなると予想される。
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