1日10万人の観光客が訪れる仁寺洞=(聯合ニュース)
1日10万人の観光客が訪れる仁寺洞=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】骨董品店や伝統工芸品店が軒を連ね韓国の伝統文化が息づく街として人気のソウル市・仁寺洞から、早ければ来年から中国製の土産品が消える見通しだ。
 同市は27日、仁寺洞文化地区内で外国製の土産物販売を禁止する条例の改正を進めていると明らかにした。
 仁寺洞は文化芸術振興法と市条例により2002年4月に全国で初めて文化地区に指定されている。
 同市関係者は、仁寺洞に質の悪い外国製の土産品があふれ文化地区の趣旨に反すると判断し条例改正に乗り出したと説明する。改正案が年内に市議会を通過すれば来年から販売禁止が可能となるという。
 また、最近急増している化粧品店や携帯電話の販売代理店、塾なども文化地区内での営業禁止業種リストに新たに追加される。工房や骨董品店など勧奨施設に対しては運営資金の支援を拡大し、不法に営業している業者には過料を課す方針だ。
 仁寺洞文化地区には週末には多いときで1日10万人の観光客が訪れる。ただ、最近は文化的な街の雰囲気にそぐわない店が増え国籍不明の輸入品があふれるなど、伝統文化が脅かされているとの懸念が指摘されていた。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0