LGグループ関係者は19日、LGディスプレーが京畿道・坡州ディスプレークラスターの第8世代ライン増設と、年内に1兆ウォン以上を投じる方針を新たに決めたと明らかにした。これでグループのことしの投資計画は、年初の11兆3000億ウォンから12兆3000億ウォンと、8.9%増えた。
LGディスプレーは、3~4月に量産を始めた第8世代ラインの新設と慶尚北道・亀尾の第6世代ラインの増設に4兆4000億ウォンを投資している。第8世代ラインの増設まで含めると来年までで総額3兆2700ウォンを投じることになる。
LG化学は、液晶パネル(LCD)の中核部品素材、LCD用ガラス基板事業を新たな成長動力として育成するため、2012年まで段階的に1兆2000億ウォンを投資することを決めた。
こうした投資方針は、現在、供給が不足しているLCD用原材料を、外部に頼らずグループ内部で確保する一貫システムを構築するという経営戦略によるものとみられる。また、持続可能な成長基盤を築べきとのグループオーナーの意志も反映されたという。投資計画が無事完了すれば、LCDを生産するLGディスプレーとLCD用原料を供給するLG化学の競争力向上が期待できる。
またLGグループは、市場支配力を強化し主導権を先占するためには、研究開発(R&D)分野への投資が重要とみて、ことしは同分野に過去最大規模3兆5000億ウォンの投資を進めている。この投資額は前年より25%多い。グループ関係者は「太陽電池、有機発光ダイオード(OLED)、電子ペーパーなど電子・化学分野の未来成長事業で、次世代技術の開発と製品高効率化に集中する計画」と説明した。
japanese@yna.co.kr
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0