サムスングループの不正資金疑惑を調査している検察は2日、サムスン証券に対する家宅捜索を続けるとともに、元サムスングループ法務チーム長の金勇チョル(キム・ヨンチョル)弁護士が前日に提出したサムスンの「不正資金関連役員リスト」の分析を進めている。
 検察は、京畿道・果川市にあるサムスンSDS eデータセンターの家宅捜索は終了したが、ソウル市内のサムスン証券電算センターの捜索はまだ進行中だと説明した。ダウンロードする資料が膨大な上、サムスンSDSで確保したバックアップ・電算資料を電算センターの資料と比較・対照するのにも時間がかかっていると話している。捜索対象の情報は4.8テラバイト(1テラバイト=1024ギガバイト)に上るという。

 検察はあわせて、金弁護士が「不正資金疑惑に関連した」として提出してきたサムスン役員20人のリストに対する分析も進めている。検察は、これら役員の名義で借名口座が開設されたのか、あるいは役員らがグループの不正資金を管理したのか、リストの意味が正確に分からないため、さらに検証する必要があるとしている。


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