韓国の光復会長「米国の対北ビラ禁止法聴聞会は偽善的」(画像提供:wowkorea)
韓国の光復会長「米国の対北ビラ禁止法聴聞会は偽善的」(画像提供:wowkorea)
独立運動家・家族団体「光復会」のキム・ウォンウン(金元雄)会長は、米国議会で韓国の改正南北関係発展法、いわゆる「対北ビラ散布禁止法」に関する聴聞会が開催されたことについて、「偽善的」だと非難した。

金会長は18日に配布した資料で、「対北ビラ禁止法は南北間の敵対緩和、武力衝突を防ぐための法律だ。朝鮮半島の平和より大きな人権はない」と述べた。

金会長は、「一部の米国政治家らが、朝鮮戦争前後に米軍の指揮下にあった軍警が100万人の民間人を虐殺した戦犯行為と、日本軍の性奴隷問題については見て見ぬふりをし、平和のための対北ビラ禁止法を問題視している」とし、「これは米国が強権外交の手段として『人権』を利用していることを示す典型的な事例」だと主張している。

また、「76年前の朝鮮半島分断は、強大国の覇権政治の最も悲劇的な産物」だとし、「韓国国民の意に反し米国の主導で分断が行われ、分断が朝鮮戦争の構造的原因だ。民族分断の不幸をもたらした米国は韓国国民に歴史的な負い目がある」とも言及した。

そして、「韓国の友邦になることのできる条件は単純明快だ。韓国政府の分断克服努力に強力するか、妨害するかがその条件」だとし、「米国は韓国政府の分断克服努力に真正に協力し、朝鮮半島の平和のための同盟国であるということを立証してほしい」と述べた。
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