韓国や日本など接種率最も低く、英国・米国と状況逆転(画像提供:wowkorea)
韓国や日本など接種率最も低く、英国・米国と状況逆転(画像提供:wowkorea)
韓国やオーストラリアなど、環太平洋諸国のほとんどは、ウイルスを抑制してきたが、現在ワクチン接種の遅延問題を抱えていると、ニューヨーク・タイムズ(NYT)が18日(現地時間)報道した。

変異株の出現と、世界的なワクチン供給のボトルネックに、相対的な防疫成果は薄れ、経済回復がペースダウンするという見通しだ。

NYTは「昨年、ヨーロッパやアメリカの高い感染・死亡率で苦戦していたとき、環太平洋の国々は、様々な措置に災いを免れた」とし「韓国は大規模なPCR検査、オーストラリアとニュージーランドでは封鎖政策を、日本はマスク着用と隔離措置を取った」と説明した。

NYTは「今、その役割は、ひっくり返った」とし「ウイルスの大部分を鎮圧していた国は、先進国の中でワクチン接種率が最も低い国で、英国や米国などは、ワクチン接種で前をいっている」とした。

続いて「米国は人口の4分の1近く接種を終え、英国はほぼ半分が1次接種を終えた」とし「一方、オーストラリアと韓国は、ワクチン接種の割合が人口の3%にも満たない、日本とニュージーランドは1%にしか値しない」と述べた。

NYTは「これらの国は、比較的低い感染率と死亡率に、時間的利点を受け入れている面もある」とし、「現在まで、他の国で開発されたワクチンに完全に依存している」と指摘した。

NYTは「しかし、このような接種遅延は、相対的な防疫成果が薄れ、経済の回復が遅れることになる」とし「感染力の高い変異株が発生して、世界的にワクチン供給のボトルネックも継続されるため」と付け加えた。

ただし、国際統計サイト「ワールドオーメートル」によると、英米圏などのワクチン接種を急ぐ国の感染状況は、以前に比べて緩和されてはいるが、未だ深刻である。

一例として、人口6800万の英国の前日新規感染者数は1882人、新規の死亡者数は10人であるのに対し、人口5100万の韓国の前日感染者数は671人、死亡者数は3人だった。今年の初め、英国の一日の感染者数は6万人、死亡者数は1500人台に迫っていた。

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