韓国・国家安保室長、日米韓安保室長会議を目前に外交部長菅と面談(画像提供:wowkorea)
韓国・国家安保室長、日米韓安保室長会議を目前に外交部長菅と面談(画像提供:wowkorea)

 徐勳(ソ・フン)国家安保室長が30日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官と非公開面談を行ったことが明らかになった。

 外交筋によると、徐室長はこの日の午後5時15分ごろ、ソウル・トリョム洞の外交部庁舎を訪れた。通常、安保室長の動線がマスコミに公開されることはない。

 しかし、この日、“竹島は日本の領土”という主張が含まれた日本の教科書検定の結果発表と関連して午後5時25分に外交部に呼ばれた在韓日本大使館の相馬博久総括公使を取材するために待機していた記者たちに徐室長が捕らえられたという。

 徐室長はこの日、鄭長官と非公開面談を行ったという。徐室長が日米韓安保室長会議への出席を控えているだけに、これに対する外交・安全保障のトップ間で最終的な議論があったとみられる。

 今週後半、徐室長は米国のジェイク・サリバン国家安保補佐官、北村茂 国家安保局長と米国ワシントンでバイデン政府発足後、初の対面協議を行う。

 この協議を通して、現在全面見直し中である“バイデン印”の対北政策に関する最終調整を行う見通しだ。

 ジェン・サキ・ホワイトハウス報道官も26日(現地時間)、ブリーフィングで対北政策検討過程がほとんど終わったとし、「私たちは多国間の利害当事者による対北政策検討の最終段階にある」と述べた。

 また、最近、北朝鮮が弾道ミサイルを日本海上に発射するなど緊張感が高まっている状況で、これに対する日米韓3ヶ国間の協力についても話し合う見通しだ。

 また、米中の覇権競争が深刻化している中、日本と米国の「対中牽制参加」要求もあり得るという観測だ。

 このほか、バイデン政府が日米韓3カ国の協力を強調しているだけに、日韓関係改善に対する“仲裁”の可能性も考えられる。

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 84