韓国教授「キムチ・サムゲタン、中国料理に化ける」=中国の「百度」に強く抗議(画像提供:wowkorea)
韓国教授「キムチ・サムゲタン、中国料理に化ける」=中国の「百度」に強く抗議(画像提供:wowkorea)
中国がキムチに続き、サムゲタン(参鶏湯)を「広東式料理」と主張し、議論を呼んでいる。これを受けて、ソンシン(誠信)女子大学のソ・ギョンドク教授が、参鶏湯を中国料理とした中国最大のポータルサイト「バイドゥ(百度)」の百科事典に抗議のEメールを送ったと30日、明らかにした。

 百度はサムゲタンを「高麗人参と若鶏、もち米を入れた中国の広東式スープ料理で、韓国に伝わり、韓国を代表する宮廷料理の一つになった」と説明している。

 これについて、ソ教授は「中国はサムゲタンの国際商品分類体系である『HSコード』さえない」と指摘。HSコードは、輸出の際、関税率や自由貿易協定(FTA)の原産地を決める基準となる。

 ソ教授は「参鶏湯の説明から“広東式のスープ料理で、韓国に伝わっている”を削除し、正確な情報を中国のネットユーザーに伝えてほしい」と強く要請した。

 百度は昨年、「韓国のキムチは中国から由来した」と歪曲記述。ソ教授が抗議すると、この文章を削除したことがある。しかし「三国時代、中国から由来した」と再び修正した後、今では修正することができないよう阻止している。

 ネットユーザーたちも困惑しているようすだ。ネットユーザーらは「高麗人参を使っているが、どうして家庭料理になったのか。あきれる」、「鶏に水を入れて煮る料理は全世界にある」、「ハンバーガーも自分たちのものだと言い張るだろう」、「とても緻密で、持続的に元々韓国が中国所属の一部であるかのように騒ぐのは何か疑わしい」など意見を出した。
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