◇新型コロナ流行「第4波」懸念 学校で集団感染・変異種拡大 韓国で新型コロナウイルスの感染状況が再び拡大に転じる兆しを見せている。流行の「第3波」が4カ月近く続く中、このところ新規感染者数が300~400人台で推移しているが、減少よりは増加傾向にあるのではないかとの見方が大勢だ。加えて3月に新学期が始まってから初めて校内での集団感染が確認され、感染力の強い変異種のウイルスの感染事例も続出しており、流行の第3波が鎮静化する前に第4波が到来する可能性があるとの懸念が高まっている。◇65歳以上にもアストラゼネカ製ワクチン接種へ 今週確定 療養型病院・療養施設の従事者や入院・入所者のうち65歳以上の人にも英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを接種できるようになる見通しだ。政府は当初1~3月に接種を行う予定だったが、高齢者への接種の効果を立証する資料が不十分だとして65歳以上を優先接種対象から除外した。今週開かれる予防接種専門委員会で65歳以上に対する接種の方針が確定すれば、療養型病院・療養施設で全員が接種を受けられるようになる。◇在韓米軍駐留経費「6年間有効な合意」 米国務省 米国務省は8日(現地時間)、2020年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める韓国と米国の交渉チームが6年間有効な合意に至ったと明らかにした。国務省のプライス報道官は「米国と韓国は署名と発効のため、協定の仕上げに必要な最終手続きを共同で推進している」と説明した。また「双方に利益になる合意だということが近いうちに分かるだろう」と述べた。ただ、具体的な期間や駐留経費負担の引き上げ率など合意の詳細については言及しなかった。◇与党の李洛淵代表きょう退任 大統領選1年後に控え 韓国与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)代表が9日に同職から退く。党では代表や最高委員が大統領選に出馬する場合、選挙の1年前までに辞任するよう定めているため。5月の党大会で新代表を選出するまで、金太年(キム・テニョン)院内代表による代表権限代行体制となる。前首相の李氏は次期大統領の有力候補の一人。昨年8月29日に党代表に選出された。執行部の任期は2年だが、大統領選に関わる党の規定を受け、代表を退く。次期大統領選は2022年3月9日実施。
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