先立って疾病庁は、今月26日から高齢者の療養病院・施設入所者及び従事者にアストラゼネカワクチン接種を計画している。しかし、食品医薬品安全処が10日、65歳以上の高齢層についての「慎重な判断」を注意事項に記載する条件でこのワクチンを最終承認し、医療界で議論が起きている状態だ。
食品医薬品安全処の決定は、接種対象者の状態に応じて、医師の判断の下接種を行うという意味だ。そのためワクチン接種の責任を医師に転嫁しようとするものではないかという批判の声が高まっている。したがって医療界を説得できるような決定が出されるか、疾病庁の16日の最終接種計画の内容に関心が集まっている。
この過程で、世界保健機関(WHO)がアストラゼネカワクチンの高齢層への接種を勧告し、食品医薬品安全処の判断に力を添えたことで、医療界に動きがあるのか注目される。
WHOの専門家は、10日(現地時間)の声明で、争点である65歳以上の高齢者の接種と関連し、「ワクチン接種による潜在的利点は、潜在的リスクよりも大きい」と判断した。
WHOは臨床に参加した65歳以上の高齢者の数が少ないという点も指摘した。
しかしWHOは、「このワクチンを接種した国の研究によると、ワクチンを接種した高齢者でも免疫効果がみられた」とし「これはワクチンが、高齢者にも効果的で安全であることを意味する」と強調した。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 88