10日、共同通信などによると、日本厚生労働省は、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン接種に必要な特殊な注射器を誤って購入し、1200万回分のワクチンが廃棄される危機に直面している。
厚生省は、ファイザー社とワクチン1本あたり6回接種で計算し計1億4400万回分(7200万人分)に達する新型コロナウイルスワクチンの持ち込みを契約したが、瓶からワクチンを抽出できる特殊な注射器が非常に不足していることが分かった。
日本で使われる標準注射器では、1本あたり5回しか抽出できず、20%に近いワクチンを廃棄処分しなければならない状況が発生したのである。
1本あたり5回抽出する場合、ワクチンを接種できる人は7200万人から6000万人に減る。
田村憲久厚生労働相は共同通信に「日本で使われる注射器では、5回分だけ抽出できる」とし「我々が確保した6回抽出が可能な注射器全てを使用するが、十分ではない」と述べた。
これを受け、日本政府は医療機器メーカーらに対し、特殊注射器の製作を急ぐよう求めたことが分かった。
日本政府が確保したことで知られているファイザー製ワクチン量の6分の1が、事実上、無用の長物になり、今後の接種日程にも支障が生じるものと予想される。
時事通信によると、ある厚生労働省関係者も「(ファイザー社との)契約当時、ワクチン1本で6回分を抽出できるという点を確信できなかった」とし「この事実を確認するのが遅かったという事実を否定することはできない」と過ちを認めた。
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