米国の上院は9日(現地時間)ドナルド・トランプ元大統領に対する弾劾審判が合憲だと判断した。

AFP通信によると、この日の上院で行われたトランプ弾劾審判が合憲かどうかを問う採決は合憲56票、違憲44票だった。共和党議員6人が合憲を選択した。

これにより、上院の弾劾審判は本格的な審理に突入する。トランプ元大統領に対する弾劾審判手続はこの日の午後1時に開始された。民主党は先月6日のトランプ支持者の議事堂乱入事態当時の状況が収められた映像を証拠として提出した。

現時点では弾劾案が否決される可能性が大きい。有罪判決のためには、上院議員100人のうち3分の2以上の67人が賛成しなければならない。

しかし、今回の採決で共和党の離脱票が6票にとどまったため、有罪判決は事実上不可能との見方が一般的だ。元大統領の弾劾審判を進行すること自体が違憲であると考える共和党議員44人が、トランプの有罪を認める可能性は事実上皆無であるためである。
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