8日 韓国ソウルで開かれた“貿易の日”記念式で、祝辞を語っている文在寅 大統領(画像提供:wowkorea)
8日 韓国ソウルで開かれた“貿易の日”記念式で、祝辞を語っている文在寅 大統領(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は「貿易体力」について言及し、“環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP・TPP11)”への加入の可能性を初めて語った。最近 世界最大規模の自由貿易協定(FTA)である“東アジア地域包括的経済連携(RCEP)”を締結したことにつづき、更なる「メガ協定」を結ぶことになるのだろうか。

文大統領はきのう(8日)の午前 ソウルで開かれた“貿易の日”記念式での祝辞を通じて「一足早く変化に備え、コロナ以降の時代における新たな挑戦に対して、実力で堂々と立ち向かわなければならない」とし「CPTPPへの加入も引き続き検討していく」と語った。

文大統領がCPTPPへの加入の可能性について言及したのは、今回が初めてである。これまで青瓦台(韓国大統領府)は「CPTPPとRCEPは補完関係にある。必要だと感じれば、(CPTPPに)入る可能性がある」としながらも「しかし 今は決定する時期ではないとみられる」と伝えている。

あいにく同じ日に“通商相”格である産業通商資源省のユ・ミョンヒ(兪明希)通商交渉本部長が米国へと出発した。ユ本部長は12日までの日程で、米国通商の高位関係者たちと会い、次期政権の通商政策の方向などについて話し合う予定である。

このような動きは、ユ本部長が文大統領の「CPTPP加入検討」発言を更に進めた、直接的な米国との関連協議へとつづくものではないかという見方も出ている。

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