【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の1月から9月の研究開発(R&D)費と国内社員数が過去最高を更新した。 サムスン電子が16日に公表した報告書によると、1月から9月のR&D費は15兆9000億ウォン(約1兆5004億円)で、前年同期に比べ約6000億ウォン増加した。 上半期(1~6月)のR&D費は10兆5851億で、約3カ月で5兆ウォン増えた。R&D費が売上高に占める割合は9.1%だった。 同社のR&D費は2017年16兆8000億ウォン、18年18兆7000億ウォン、19年20兆2000億ウォンと増加を続け、今年は年間でも過去最高を更新する見通しだ。 R&D投資を通じて取得した特許の数は国内が4974件、米国が6321件など。同社は世界で計19万4643件の特許を保有しており、最も多いのは米国の7万5472件となっている。特に今年はスマートフォンやテレビのデザイン特許を米国で254件取得したと説明した。 今年の施設投資は7~9月期までに25兆5000億ウォンが投じられた。前年同期比52%増加した。 年間の施設投資は約35兆2000億ウォンに達すると予想された。同社の施設投資は17年43兆4000億ウォン、18年29兆ウォン、19年26兆ウォンと減り、今年30兆ウォン台に回復するものとみられる。 国内社員数は(7~9月期時点)10万8998人で過去最多を記録した。昨年末から約3700人増加した。 同社の社員数は18年の1~3月期に10万人を突破し、その後、10万人を割り込んでいない。 販売先の上位5社は、米アップル、米家電量販大手ベストバイ、ドイツ通信大手ドイツテレコム、香港テクトロニクス、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズだった。上半期に入っていた中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)は米国の制裁などの影響により、7~9月期には入らなかった。 一方、半導体大手SKハイニックスが16日に公表した報告書によると、同社の1月から9月のR&D費は2兆6281億ウォンで、前年同期より約3000億ウォン増加した。 1月から9月までの累積では過去最大で、年末までこのペースが維持されれば、年間でも過去最大を更新することになる。R&D費の売上高に対する割合は11.0%だった。 国内社員数は(7~9月期時点)2万8894人で、4~6月期より285人増え、過去最多を更新した。
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